ユンボの免許・資格と費用・料金や運転・操作

ユンボの免許・資格の取得と費用、運転や操作について

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オペレーターとしてユンボ(油圧ショベル・バックホー)を運転したり操作したりして作業するには、免許・資格が必要になります。

 

労働安全衛生法には、「法で定めた危険又は有害な業務に従事する時は、その業務に係わる資格を有する者でなければ当該業務に就かせてはならない」規定してあり、その資格として、免許、技能講習、特別教育、安全・衛生教育などがあります。ちなみに受講資格は18歳以上です。

 

機体質量が3トン以上のユンボ(油圧ショベル・バックホー)の場合には、整地・積み込み・運搬・掘削用機械の車両系建設機械ですので「運転技能講習」を受講する必要があり、また、機体重量が3トン未満のミニユンボの場合には小型車両系建設機械の「特別教育」を受講する必要があります。

 

また、ブレーカーをアタッチメントとしてユンボに装着して作業する場合には解体用の車両系建設機械の「運転技能講習」、または小型車両系建設機械の「特別教育」の受講が必要となりますし、金属リサイクルなどでお馴染みのアタッチメントであるリフティングマグネットをユンボに装着して作業する場合には「クレーン作業の扱い」となりますので、小型移動式クレーンの運転技能講習を受講する必要があります。

 

同じユンボでも機体重量の大きさや、装着するアタッチメントの違いによって受講しなければならない講習・必要になる資格が違いますから注意しましょうね。

 

これらの資格を取得するには、通常、コマツ教習所やIHI技術教習所、キャタピラージャパン(CAT)のキャタピラー教習所、コベルコ教習所や日立建機教習センター、住友建機の技術研修所など建設機械メーカーが運営している機関や、建設機械レンタルの会社が運営している登録教習機関などに通って資格取得するのが一般的です。

 

<建機メーカーが運営する教習所
●コマツ教習所株式会社・・http://www.komatsu-kyoshujo.co.jp/
北海道・宮城県・栃木県・群馬県・埼玉県・東京都・神奈川県・静岡県・石川県・愛知県・京都センター(大阪府)・奈良県・岡山県・愛媛県・高知県・福岡県等にセンターがある。

 

●IHI技術教習所・・・・http://www.iti-a.co.jp/
東京・神奈川・大阪にセンターがある。

 

●キャタピラー教習所・・・http://cot.jpncat.com/
北海道・青森・宮城・埼玉・千葉・神奈川・静岡。愛知・新潟・石川・和歌山・兵庫・岡山・広島に教習所がある。

 

●コベルコ教習所・・・・・http://www.kobelco-kyoshu.com/
北海道・千葉県市川・栃木県宇都宮・新潟・岐阜・兵庫県尼崎・兵庫県明石・広島・愛媛県松山・福岡県北九州・熊本に教習所がある。

 

●日立建機教習センター・・http://www2.hitachi-kenki.co.jp/drive/
北海道・宮城・茨城・栃木・群馬・埼玉・神奈川・山梨・愛知・京都・岡山・福岡に教習所がある。

 

●住友建機
・住友建機販売株式会社名古屋技術研修所・・・http://www.sumitomokenki.co.jp/license/nagoya/index2.html
・住友建機販売株式会社 千葉技術研修所・・・http://www.sumitomokenki.co.jp/license/chiba/index2.html
・住友建機教習所 愛知教習センター・・・https://www.sumitomokenki.co.jp/license/nagoya/
・住友建機教習所 千葉教習センター・・・https://www.sumitomokenki.co.jp/license/chiba/

 

<免許・資格の取得にかかる費用・料金>
●ユンボの免許・資格の取得にかかる費用・料金についてですが、関連資格や免許を全く持っていない方の場合には以下のようになります。

 

・機体質量3t以上の場合、これは車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削)技能講習となります。
掛かる費用は、学科13時間+実技25時間で大体10万円程度です。

 

・機体質量3t未満の場合だと車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)特別教育となります。
掛かる費用は、学科7時間+実技6時間で大体2万円程度です。

 

 

これらの教習所などではユンボの操作方法なども教えてくれるのですが、初心者には、ユンボのレバーによる操作方法は、慣れるまでは、普通自動車のように簡単ではありません。オペレーター用のシートの足元にはクローラーを操作するレバーが2本あります。クローラーの操作方法はJIS方式もコマツパターン、それに三菱パターンも同じ操作を行ないます。主流は、現在ではJIS方式とコマツパターンだそうです。

 

アームの曲げ伸ばしや左旋回、右旋回、それにブームの上げ下げ、バケット掘削や開放などの操作は、オペレーターの両手近くにある2本のレバーによって行ないますが、それはIS方式とコマツパターンでは、操作方法が違ってきます。

 

右側のレバーの操作で行なうブーム下げ下げ、バケット掘削や開放はJIS方式もコマツパターンも同じです。しかし、JIS方式の左レバーで行なう操作は、前後=「アームの曲げ伸ばし」で、左右=「左旋回、右旋回」なのですが、コマツパターンでは前後=「左旋回、右旋回」、左右=「アームの曲げ伸ばし」と逆の設定になっています。

 

中古のユンボなどを購入する場合には、レバーがJIS方式であるのか、コマツパターンであるのかなど、自分が使い慣れた方式であるのか確認しましょうね。

ユンボのオペレーターの求人・募集と資格・免許

資源開発や、造成工事掘削・道路修復工事、コンクリート建築物や木造家屋等の解体工事、基礎工事作業などの建設業界、自動車の解体、金属のリサイクルを行なうリサイクル業界や林業の伐採や木材の切断、運搬などを行なう林業、その他、造園業や農業などでもユンボ(油圧ショベル・バックホー)を使用することがあります。

 

ユンボは、豊富なアタッチメントを付け替えたりすることによって様々な現場で活躍しています。ですから、オペレーターも様々な違った職場でユンボを運転・操作する機会があります。
ユンボなどの重機を操作する仕事は、他の一般的な仕事と違って資格が必要になりますので、給料もその分、高いようです。

 

ユンボのオペレーター求人
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オペレーターとしてユンボ(油圧ショベル・バックホー)を運転・操作するには、労働安全衛生法の定めにより資格(ユンボの機体質量が3t以上の場合には「運転技能講習」、3t未満の場合には「特別教育」)が必要になります。ですが、行なう業務によっては教習科目も違ってきます。

 

車両系建設機械運転技能講習・小型車両系建設機械運転技能講習の資格でも一般的なユンボの作業の「整地・運搬・積み込み、及び切削用機械」もあれば、ブレイカーをユンボに装着した場合には「解体用」の資格がひつようになり、また、リフティングマグネットを使った作業では、小型移動式クレーンの運転技能講習の資格が必要になります。

 

ユンボのオペレーターの資格を取得することは仕事に就く上で有利だと思います。ですが、オペレーターの求人などの募集の中には、資格だけではなく経験もある方を募集しているケースも多いです。

 

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