日立のユンボ(バックホウ)

日立建機のショベル

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日立建機は、小松製作所に次いで国内で二番目のシェアを誇る建設機械メーカーです。そして、世界のマーケットでも一位のCAT、二位のコマツに次いで世界第三位のシェアを誇っています。

 

そんなグローバルな企業でもある日立建機のユンボ(油圧ショベル)のラインアップは、幅広く、狭い住宅地の路地などでも進入可能な「ZAXIS8U」などの1トン未満のマイクロユンボも揃っていますし、超大型の油圧ショベル、ローディングショベルである機械質量528トンのEX8000なども生産しています。

 

超小型、小型のユンボは住宅地の設備工事などで活躍し、需要があります。また大型のユンボは海外などの資源開発の現場、例えば鉱山などで大活躍しています。

 

日立建機のグループは、コマツと同様に、グローバル企業なので、ヨーロッパやアメリカ、オセアニア、アジアなど世界的な事業規模を持ち、世界的な情報網を持ちます。それらを利用して中古ユンボなど中古建設機械の販売や買取などの事業(日立建機トレーディング株式会社)や、建設機械のレンタル事業(日立建機レック)なども行なっています。

日立建機の超大型油圧ショベルEX8000

日立建機のユンボのラインアップの中で、最大級の大きさを誇る機種が、超大型の油圧ショベルEX8000です。日立建機は、最近の海外における鉱山などの資源開発が増えたため、その過酷な作業環境に耐え、なおかつ、作業性と耐久性に優れた大型のユンボを開発しました。それが機械質量が528トン、日立建機が誇る超大型油圧ショベルEX8000なのです。

 

大型のユンボなどは鉱山などで活躍していますが、鉱山では、バックホーのタイプだけではなく切削力の強いローディングショベルのタイプもあります。日立建機のEX8000もバックホウ仕様とローディングショベル仕様が存在しています。

 

今や、整備・メンテナンスの作業性を向上させるモニタリングシステムは大型の油圧ショベルには必需品となっており、EX8000にも装備されています。このモニタリングシステムは、ユンボの稼働率を向上させることにも役立ちます。油圧ショベルが故障して可動停止してしまうと鉱山など現場の仕事も停止してしまうことになります。これらユンボの故障による作業の停止は大きなロスになりますので、出来るだけ未然に防ぐ必要がありますね。モニタリングシステムはユンボのコンディションを一目瞭然で故障し、損失が発生する前に故障を未然に防ぐこともできるのです。

ミニユンボの日立建機ティエラ

日立建機グループのミニショベル部門の会社として「日立建機ティエラ」という建設機械メーカーがあります。日立建機ティエラは、機体質量1トン未満のマイクロユンボをはじめ、6トン未満の小型ユンボなど沢山の機種を製造、販売しています。

 

<日立建機ティエラのミニユンボのラインアップ>
●後方超小旋回型ミニショベル・・・「ZX8U-2」「ZX10U-2」「ZX17U-2」「ZX20U」「ZX22U-2」「ZX27U-3」「ZX30U-3」「ZX35U-3」「ZX40U-3」「ZX50U-3」

 

●超小旋回型ミニショベル・・・・「ZX15UR」「ZX20UR」「ZX30UR-2」「ZX40UR-2」「ZX55UR-2」

 

日立建機ティエラの後方超小旋回型ミニショベルの最小機種であるZX8U-2について少し触れておきたいと思います。ZX8U-2は、可変脚式クローラーを採用しているミニユンボです。この可変脚式クローラーというのは、左右のクローラーの間隔を広くしたり狭くしたり調節することによって車幅を調節できる機能です。ZX8U-2の場合には、最小740mm、最大では910mmまで車幅を調節できます。車幅を広くすれば、安定した掘削作業ができますし、車幅を狭くすれば、狭い通路でも進入することが可能になります。日立建機のZX8U-2はこの様なキメの細かい造りになっているのが特徴です。

 

「日立建機ティエラ」は、日立建機グループの会社ですが、1990年に日立建機に買収される以前は、日の本トラクターで有名な「東洋社」という名前の農業機械メーカーでした。ですから、日立建機ティエラでは、小型ユンボやミニローダー、ホイルローダーなど建設機械のほかに農業機械の製造・販売をしています。

日立建機の解体・リサイクル・林業機など専用機

日立建機と言えば建設機械のシェアで世界的な規模を誇る建機メーカーですね。そして、日立建機のユンボ(油圧ショベル)に関しては、普通、よく見かけるバックホーのような標準機はもちろん、特別な仕様の専用機なども豊富に揃っています。それは、解体、破砕機、金属リサイクル機、それに林業機などです。

 

林業機などは、作業環境が山林の中ですので急な坂や起伏の激しい場所が多く、パワーが強くて安定走行できるユンボにアタッチメントを装備して仕事をすることになります。日立建機は、このような環境でも安定した走行性とパワーを発揮できるベースマシーンを持っています。

 

 

以下は、それらの特別な仕様の専用機です。

 

●ZX135USK・・・大型圧砕機が装着可能。
●ZAXIS35U MiNi木・・・木造家屋を解体するためのフォーク(ハサミ)を装備。
●ZAXIS200自動車解体機・・・自動車を解体する専用機
●林業機・・・ZX35UL-2、ZX130L、ZX135USLを使ってプロセッサやハーベスタ、グラップルなどを装備。
●スクラップ仕様のリサイクル専用機・・・マグネット仕様やオレンジグラップルを装着。

 

 

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日立のユンボ(バックホウ)の中古や新車

グローバル企業である日立建機のユンボは、小松と並んで世界的に普及しています。

 

中古のユンボをお探しの場合には、日立建機トレーディングや中古建設機械の販売会社などを探してみましょう。

 

日立には、特殊な車両を含めて様々なユンボ(バックホウ)が揃っていますし、レンタルやリースなどのサービスもあります。

 

レンタルやリースを利用することは、必要に応じて、また、TPOに合わせて使い分けることもできますので非常に便利です。

 

新車にしろ中古にしろ、ユンボを使う場合には、カタログなどを良く見て、規格や重量、クレーン仕様であるか否か、機能などなど確認しておきましょう。

 

また、日立のユンボを使って免許を取得したい場合には、日立建機教習センターを利用するのがお勧めです。