タケウチのユンボ(油圧ショベル)

竹内製作所(タケウチ)のユンボ(バックホー)の特徴

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

竹内製作所(TAKEUCHI)と言えば、長野県にある小型の建設機械を製造・販売している建機メーカーですが、実は、タケウチは小型ユンボのメーカーとしてヨーロッパやアメリカなど海外で有名で、そのミニショベルのシェアはEUではNo2、北米ではNo3です。

 

もともとは、自動車部品のメーカーだったのですが、世界で初めて小型の油圧ショベルユンボを開発したという実績を持ち、そのミニユンボを海外へと輸出し取引を伸ばしていった会社なんですよ。ですから、販売先の9割が海外となっており、日本国内よりも海外での知名度の方が高い会社でもあります。

 

●竹内製作所・・・〒389-0605 長野県埴科郡坂城町上平205
アメリカやイギリス、フランスに中国に現地法人を持つグローバルな会社です。

 

竹内(TAKEUCHI)の建設機械の種類は、ミニショベル・油圧ショベル、クローラローダー、深礎掘削機・分解型電動ミニバックホーなどです。

 

竹内製作所で一番小型のミニショベルと言えば「TB108」というミニユンボです。機械質量は810kg、エンジンはヤンマー2TNV70という2気筒ディーゼルエンジンを搭載し、車体の幅は680mmというコンパクトなミニユンボです。そして、「スパンナー機構」という左右のクローラーの間の幅を広くしたり狭くしたりできる機能も装備しています。最小680mm〜最大900mmまで調節できます。竹内製作所(TAKEUCHI)の「TB108」はスパンナー機構で車体幅を調節できると同時にブレードの拡張・縮小もできる優れものです。もちろん、点検、整備などメンテナンスもやりやすいようにフルオープンボンネットも採用しています

 

 

ちなみに日立建機ティエラの後方超小旋回型ミニショベルの最小機種であるZX8U-2にも可変脚式クローラーが採用されています。日立建機「ZX8U-2」では最小740mm、最大では910mmまで車幅を調節できます。また、フルオープンのボンネットはコマツのPC01やクボタK-005-3などにも採用されています。

竹内製作所(TAKEUCHI)の特殊なミニバックホー

竹内製作所(TAKEUCHI)という建設機械メーカーの面白い所は、特殊なユンボを開発・販売しているところです。例えば、深礎掘削機・分解型電動ミニバックホーです。

 

深礎掘削機にはM15、TM20、TM25があり、分解型電動ミニバックホーにはTK12、TK20-3があります。竹内製作所(TAKEUCHI)の深礎掘削機は、竪穴で効率のよい作業を行なうために70度開脚のクローラフレームなどのTAKEUCHIの独自技術を駆使した機能を持ち、素晴らしい掘削能力を発揮します。

 

また、分解型電動ミニバックホーは、潜函工事に使われたりするのですが、容易に分解し、組み立てできる特殊なバックホーで、なんと、ユニットを分解し、搬入し、現場で組み立て、作業を開始するまでにかかる時間がたった2時間だそうです。

 

竹内製作所(TAKEUCHI)は、このような独自で開発した技術を使って特殊なユンボにを開発・販売しています。

 

また、最近では「環境に対し最大級の優しさを備えた次世代を担う画期的なミニショベル」と称して、排気ガスを全く排出しない次世代型のリチウムイオン電池式ミニショベルを開発しています。大気汚染や地球温暖化など地球環境への関心が高まってきている今日この頃ですが、竹内製作所(TAKEUCHI)では、排気ガスを全く排出しないリチウムイオン電池式ミニショベルを開発し、ヨーロッパの展示会に出品するなど、地球に優しいユンボの開発に取り組んでいます。2012年には発売する予定だそうですよ。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加